阿弥陀池

男二人の会話。一方がこんなニュースがあると語り始める。阿弥陀池という俗称の尼寺に賊が入り、そこの尼さんが度胸を決めて刺したければ刺せと言う。が、その尼さんの夫は戦争で命を落としていて、賊はその夫の下で働いていた事が判る。賊は謝るのだが、尼さんも誰かにそそのかされたのだろうと、手を差し伸べると「阿弥陀が行けと言いました」と。という冗談だ。

更にもうひとつの冗談で担がれたもう一方の男は、誰か他の人を担ぎたくて仕方がなくなり誰かを見つけて語り始めるのだが、どうも上手に話を運べない。最後に相手を怒らせてしまう。で、そんな作り話は誰かの差し金だろうと言われ、「阿弥陀が行けと言いました」と誤る、という落ち。