2007-01-01から1年間の記事一覧

 饅頭こわい

仲間達の話で、一番こわいものは何か?という事が話題になる。ある男は饅頭だと言い始める。それを聞いた他の男達は、いたずらをしてやろうと、その男の家に饅頭をたくさん放り込むのだが、実は男は甘いものが大好物で喜んで食べる。みんなをはめた訳だ。本…

 地獄八景亡者戯

鯖にあたって死んでしまった男が三途の川にやってくる。川を渡ると、宿があったりショッピングセンターがあったり演劇場みたいなのがあったりするのだが、それらが全て洒落になっている。さて、閻魔大王に極楽か地獄かを判定されることになる。殆どの人は極…

 日和違い

ある男が用事があって出かけようとする時の話。雨が降るかどうかが気になるので占って貰うと「今日は降る日和じゃない」と言われたので傘を持たないで出かける。すると激しい雨に襲われる。仕方なく米屋に俵を借りてそれで雨を凌いだ。ひどいじゃないかと後…

 天神山

お墓に酒を飲みに出かける奇妙な男の話から始まる。この男、しゃれこうべを見つけてそれを持ち帰るのだが、それが女のものだったことからその女の幽霊が現れる。男は怖がるどころか嫁に貰ってしまった。 その話を近所に住むやはり独身の男が聞かされる。同じ…

 佐々木裁き

子供達の遊びを見ていた佐々木という奉行、ある子供が非常に知恵があることに感心して、後で奉行所まで来るように言う。 そこでもその子供は佐々木奉行の問いかけに軽快な受け答えで切り返す。 星の数を数えられるか?と問われて、数えるからそこまで連れて…

 青菜

植木屋のオヤジがお屋敷の旦那さんに酒をご馳走になる。柳陰という酒なのだが、みりんを焼酎で割ったもので冷やして飲むのが良いらしい。その酒の肴には鯉の洗いが出されて植木屋も感動している。 更に青菜を出すように旦那さんが奥さんに言うと、「鞍馬山か…

 鴻池の犬

ある日捨て犬が3匹いたのだが、その前の家の人に無事拾われて育てられることになる。 いつの日か、その中の黒犬を欲しいという人がやってくるのだが、その家は鴻池という立派な屋敷の人だ。結局はその屋敷に貰われていき大きくなって犬の中の親分的な存在に…

 くしゃみ講釈

デートの途中に講釈師に邪魔されて、彼女から振られてしまった男。その仕返しをしてやろうという事になる。講釈の最中にくしゃみを出させてやろうとして胡椒を買おうと八百屋に行くのだがあいにくと品切れなので代わりに唐辛子を買う。講釈が始まると男はそ…

 ポケモン ダークライ

家族で映画を見に行きました。 Yさん、招待券ありがとう御座いました。製作者に名前を連ねてるのも確認しましたよ。さて、映画が終わってポケモンのプレゼントを子供達が受け取って帰ろうとした時の事。前の座席に座っている小さな子とそのおばあさんらしき…

 こぶ弁慶

壁土を食べるのが好きというちょっと考えられないような男の話。食べた壁土が弁慶に曰くのあるものだったという事で、弁慶のこぶができてしまう。取ってもらおうとするのだが、これがなかなか取れない。 ある日、大名行列に出くわす。こぶの弁慶は気位が高い…

 宿替え

引越しする話です。引っ越した先はどうも長屋のようです。箒を掛ける為に釘を打ち付けたところそれが隣にまで出てしまったらしい。謝りに行ったところ、「誰かちゃんと釘を打てる人はいないのか?」と怒られてしまう。自分の親ならできるだろうが、その親は…

 植木屋娘

植木屋の旦那さんが寺で働く若者を自分の娘の養子に取ろうとする話。 若者を家に呼んで、娘と二人きりにするといったやり方でくっつけようとするが、双方が奥手なのでそうすんなりとはいかない。 ところが、後日娘が若者の子供を宿したことが判る。旦那は養…

 どうらんの幸助

どうらんの幸助とはあだ名で、腰に大きな胴乱をぶら下げているからそう呼ばれている。 彼は遊びという遊びはやらないのだが、ただ喧嘩を仲裁するのが大好きな性分だ。 そこに付け込んだ二人組み。喧嘩を芝居でやって、どうらんの幸助から酒をちゃっかりおご…

 阿弥陀池

男二人の会話。一方がこんなニュースがあると語り始める。阿弥陀池という俗称の尼寺に賊が入り、そこの尼さんが度胸を決めて刺したければ刺せと言う。が、その尼さんの夫は戦争で命を落としていて、賊はその夫の下で働いていた事が判る。賊は謝るのだが、尼…

 口入屋

口入屋とは今で言う職業紹介所のことだ。いつもとは違って、きれいな女の子を採用することになった古着屋。仕掛けたのは番頭で、良からぬ事を企んでの事。店を早めに閉めて、寝静まったころに丁稚と共に女の子達の寝床に行こうとするのだが、はしごが外れて…

 兵庫船

金比羅詣りから大阪に帰ろうとした一行。船に乗って帰ることにした。同船した人たちが言葉遊びを始める。何々とかけて何と解く、というやつだ。一つ一つの落ちと、その都度突っ込みを入れるオトボケ役の男がいい。 船が動かなくなって、それは鮫のせいだと言…

 日本の電機産業再編へのシナリオ

サブタイトルが「グローバル・トップワンへの道」とあったのでそれに引かれて読む事にした。 読む前には、世界市場で上位にならないと生き残れないよ、という話なのだろうと思ってたのだが、話は大きくて、日本企業を業種毎に全部合併して1つまたは2つにす…