2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

星野屋

星野屋という店の旦那が店を増やす事になってその一つを女に任せようかという時に、自分への忠誠心を試そうとする話。店が駄目になったので一緒に心中しようと女に話を持ちかけるとそうすると返事なのだが、旦那が川から飛び降りた後も女は飛び降りない。 旦…

花筏

相撲の地方巡業が舞台。花筏という人気の大関が病気で土俵に立てなくなったので、花筏と似ている提灯屋を代わりたてることにする。といっても相撲をとった事がある訳でもないので、相撲は取らないが土俵入りだけ見せれば良いという条件で引き受ける。相撲が…

ウェブ時代をゆく

梅田望夫氏によるウェブ進化論に次ぐインターネット解説第二作目。Googleの登場等によりインターネットの社会的な意味合いが変化。その事を棋士の羽生善治氏は、「学習の高速道路とその先の大渋滞」と表現しているらしい。つまりインターネット大局等によっ…

「発見力」養成講座

ものが見えるあるいは気がつく力はどうすれば身に付くのかということを筆者の持論で解説した書。内容も文章も平易で1時間で十分読みきることができた。まず、関心があること。そして仮説を持っている事が重要だと説く。筆者は「顧客本位であること」に関心と…

坂の上の雲

文庫本にして8巻にもなる司馬遼太郎の作品を読み終えた。前に読み始めた事があるのだが、途中で、日清戦争に入るあたりで放り出したのだが、NHKがドラマ化するというニュースに触発されて、なんとかもう一度読む気を起こす事ができたという訳だ。日清戦争で…

あじさい鑑賞に鎌倉へ

鎌倉へあじさい鑑賞がてらに出かけた。最初に訪れたのは北鎌倉の明月院。あじさい寺と呼ばれる程なのでまずここははずせない。さて北鎌倉駅に到着するとホームがごった返していて、臨時改札も準備されていたにもかかわらず、改札からなかなか出ることができ…

猿後家

ある店の女将さんの後家さんがいたのだが、顔が猿にそっくりで本人もそれを随分と気にしていた。誰かが「猿」と言おうものなら出入り禁止にしてしまう。 あるご機嫌伺いが女将さんに色々とおべんちゃらをいうのだが、最後にとうとう「猿回し」と言ってしまう…

仏馬

お寺の坊主が二人、檀家周りを終えて寺に帰るところだった。荷物が重くて困っていたら丁度馬が繋がれている。これ幸いとその馬に荷物を載せて寺に帰してしまう。もちろん住職に馬を盗んだとはいえないので、親切な檀家がくれたのだと説明する段取りになって…