花筏

相撲の地方巡業が舞台。花筏という人気の大関が病気で土俵に立てなくなったので、花筏と似ている提灯屋を代わりたてることにする。といっても相撲をとった事がある訳でもないので、相撲は取らないが土俵入りだけ見せれば良いという条件で引き受ける。

相撲が始まると千鳥が浜という力士が連戦連勝するのだが、実はこれは八百長でわざと負けてもらっていたのだ。それでどういう訳か、千鳥が浜と花筏が戦う事になる。これにはどちらもたまったものではないのだが、もうどうにもならない。

双方覚悟を決めて土俵に上がるのだが怖くて仕方が無い。それでも取り組みは始まり、勝負は花筏の張り手で決まる。提灯屋なので張るのは得意だと。