2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

千両みかん

若旦那が具合が悪いというのだがみかんを食べれば直るという。旦那に頼まれて番頭が探しに出かけるのだが、時期が6月なのでほうぼう探しても中々見つかるものではない。やっとみかんを専門を扱う問屋を聞きあてて行ってみると傷んでいないみかんがひとつだけ…

質屋蔵

ある質屋の蔵に幽霊が出るといううわさが立つ。これはほっておけないというので番頭と手伝いの男を夜に調べにやる。所がこの二人は怖がりでどうにも見張りするどころではない。 旦那はそんな所だろうと見越していて蔵にやってくる。すると質の品が相撲をとり…

小朝・正蔵・いっ平 兄弟落語会

神奈川県民ホールで開催された落語会に行く。一度小朝を生で聞きたかったのだ。 春風亭ぽっぽ:子ほめ 春風亭小朝:池田屋 林家いっ平:浜野矩随(のりゆき) 林家正蔵:鼓ヶ滝 小朝のしゃべりは立板に水のように一切滞る事無く進んでいく。ついて行くのが大変…

蛇含草

ある男が蛇含草という草を貰う。ウワバミが人を丸呑みした後の消化を助けるものだという。 その男が友人が焼く餅に手を付けたことからちょっとした言い争いにになり、双方意地になったところから、男は沢山の餅を食べることになる。家に帰ってからその男、消…

本を読む本

教養本の読書の仕方を対象にしてどんなステップを踏んで読むと効果的に理解を深める事ができるかと言うことの要点が整理されている。 まずはじめに読書のレベル、あるいは目的と言えるかも知れないが、4つのレベルに分けている。 初級読書: 言葉や文章を理…

胴斬り

風呂上りの男が、刀試ししようという辻斬りに上半身と下半身に真っ二つに斬られる。上半身は風呂屋の番台に、下半身は麩を踏む仕事につく。ある日上半身は目がかすむから下半身に灸をすえてくれと知人にことづてする。下半身のところに行くと、おしっこが近…

失敗学のすすめ

失敗学という研究分野がある事を本書で始めて知った。失敗は成功の母というが、 失敗の特性を理解し、不必要な失敗を繰り返さないとともに、失敗からその人を成長させる新たな知識を学ぼう という事が趣旨になっている。失敗を前向きに捕らえて将来に生かす…

豆大福と焼酎と瑞泉寺

鎌倉の瑞泉寺に出かける事にする。なにもこんな暑い日に出かける事もないのだが、夏休みになって少し食べ過ぎたらしく腹回りが気になってきた為、少しでも解消しようという訳だ。この時期が見所の寺はどこなのか、いまひとつ思い当たらないので、適当に鎌倉…

 舟弁慶

ある男が嫁さんを騙して舟遊びに出かけるのだが、夕涼みに来た嫁さんに見つかってしまう。頭にきた嫁さんは舟に乗り込むが男に突き落とされてしまう。嫁さんは能の「舟弁慶」をはじめると舟の上の男もそれに答える。 周りの人達はそのやり取りに大喜びし、「…

 夏の医者

農家の男が日射病か何かで倒れたので、離れた村まで医者を呼びに行く。チシャでも食べたのだろう、「夏のチシャは腹へ障る」という訳だ。医者と村人が村に向かっているとウワバミが現れて二人を丸呑みするが、下剤を腹の中にばら撒いて無事脱出。ところが腹…

 雨乞い源兵衛

ある村で日照りが続いたので皆が困っていたところ、庄屋が源兵衛という男の家を訪ね、お前の先祖は雨乞いで村を救った事があるのでお前もできるはずだと迫る。 源兵衛はそんなことは教わった事も無いのでどうしようも無かったのだが、そこは天気の事、いつま…

 幽霊の辻

ある男が別の村まで届け物を頼まれて行く道中、峠の茶屋によってその村までの道順を教えて貰う。ところが道の事だけでなく、その途中には何箇所か幽霊が出るという事も、聞かれもしないのに男に解説する。 男はびくびくしながら通っていくのだが特に何もおき…

 草枕

山路を登りながら、こう考えた。 有名な文から始まる夏目漱石の代表作品。どことなく気になる存在だったけどこれまで一度も読もうともしなかったのだが、どういった気まぐれからか買い置きしていたものを読むことにした。薄めの本なのだがなかなか読み進める…

上高地

夏休みという事もあって久しぶりに家族で遠出することにし上高地を訪れる事にした。車を沢渡に駐車してそこからはタクシーに乗る。沢渡の駐車場は何箇所かあるらしいのだが、最初にある駐車場は既に満車で、更に市営第二駐車場も満車だったのだが少々待って…

 ライフサイクルイノベーション

どんな製品であろうといつかは類似製品が蔓延する状況になり価格低下を導き利益が出なくなっていく。そうした時でも何らかの差別化を図り利益を生む為に如何にすれば良いかが、どんな企業にも重要な課題となる。それを解決する事がイノベーションになるのだ…