胴斬り


風呂上りの男が、刀試ししようという辻斬りに上半身と下半身に真っ二つに斬られる。上半身は風呂屋の番台に、下半身は麩を踏む仕事につく。ある日上半身は目がかすむから下半身に灸をすえてくれと知人にことづてする。下半身のところに行くと、おしっこが近くて仕方ないからあまりお茶を飲まないでくれ、とことづてを頼む。

全くナンセンスなお話なのだが、もしも上半身と下半身が別々に生活してたらどんな滑稽なことが起きるのだろうか。