2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

愛宕山

京都祇園に遊びに来る旦那が今日は野掛けをしようというので、芸者、舞妓、太鼓持ちを連れて愛宕山を上りに行く。大阪出身の太鼓持ちは日頃山登りに慣れていないのでやっとのことで皆について行く。 山に登ってからは、かわらけなげで遊ぶが、太鼓持ちは上手…

金沢街道で紅葉散策

鎌倉の紅葉を見に行くことにする。鎌倉市観光課が勧めているコースは源氏山方面と金沢街道があるのだが、先日雨が降ったので化粧坂あたりは道が悪いだろうと考え、金沢街道方面に出かけることとした。バスでハイランド入口まで乗っていく。そこから滅多に行…

子ほめ

とぼけた男が聞き間違いである家でただ酒を飲めると勘違いして尋ねる。その家の主人、ただ酒を飲みたいのだったら若く見えるとか、子供の人相がいいとか、お世辞を言えば相手も酒を飲ませてやろうという気になろうというものだとアドバイスする。さてその男…

かぜうどん

冬の夜、うどんやが屋台を引いていく。 博打をやっている連中がヒソヒソ声でうどんを注文する。あまり目立ちたくないということだ。十杯も頼んでお釣りもいらない、これからも食べてくれる、という美味しい商売になった。さて次にまたヒソヒソ声で注文する客…

竜馬がゆく(四)

京都を中心とした騒動が絶えない。当時同じ勤王を主義と掲げていながら不仲だった長州と薩摩。薩摩は会津と結託して朝廷をバックにつけ薩摩を京都から追い出してしまう。土佐は郷士を中心とする勤王一派の頭である武市を京都から連れ戻して幽閉し切腹に追い…

箱根美術館の紅葉

この季節になると例年のように箱根に紅葉を見に行くのだが今年も出かける事にする。目的地は、これもいつもの同じく箱根美術館。ここは緑の苔と紅葉のコントラストが綺麗な庭園とお茶を楽しめる。 天気もよく紅葉も見頃を迎えている。散っている葉も多いので…

竜馬がゆく(三)

竜馬は人生を大きく変える二人の人物と出会う。一人は日本を守る海軍を作ることを幕府に提案する幕臣の勝海舟。もう一人は十歳代に漂流しアメリカ暮らしの後に戻ってきた同じ土佐出身の万次郎。 開国して日本を豊かに艦隊を作ろうと真顔で語るか勝海舟に竜馬…

米揚げ笊

男が笊(いかき)屋、ざる屋の売り手として小遣い稼ぎに雇ってもらう。男は堂島に差し掛かると、「米が揚がる米揚げ笊」という売り言葉が演技が良いというので、ある店の旦那が買ってやるという。男は「あがる」という言葉を連発すると旦那はますます気に入っ…

竜馬がゆく(二)

竜馬は留学期間を終えて土佐藩に戻ってくる。土佐では日本の行く末を憂う武市半平太と親交を深め、また学問も学ぶ。薩長土の三藩連合で幕府を倒そういう気概が高まる中、武市は藩の勤王化の為のクーデターを企て、土佐藩だけでは限界があると感じる竜馬は脱…

竜馬がゆく(一)

お勧めの図書なんかによく登場するということもあって気に掛けていた本だが、なにせ文庫本で全八巻もあるので、途中で挫折しないものかと気後れしてなかなか手がつかなかった。大河テレビの篤姫に坂本竜馬が登場していよいよ興味をそそられたこともあって読…

最後の将軍

司馬遼太郎氏が徳川慶喜を描いた小説。知力と胆力に富むのだが 「百策をほどこし百論を論じても、時勢という魔物には勝てぬ」 と、坂本龍馬が提案した大政奉還を家臣達の反対を押し切って受け入れ、さらには大阪城に移っては西郷隆盛と大久保利通が指揮する…

権兵衛狸

ある夜の事、権兵衛という男の家に「権兵衛さん」という声とともに戸をたたく音がする。戸をあけると狸が転がってくる。いたずらしたのを懲らしめるために縛り上げる。翌日知人がやってくると狸汁にしようというが、それは可哀想だといって、戒めの為に頭の…

鎌倉の精華

鎌倉国宝館で開催中の「鎌倉の精華」に出かける。鎌倉駅に着いたのはまだ9時過ぎで、小町通りに並ぶ店はまだ準備の最中で、人通りもごく少なく、いつも見ている景色と違うのがなにやら新鮮に感じる。 鶴岡八幡宮に到着すると既に人が結構集まっていて、七五…

蔵丁稚

丁稚が旦那に隠れて大好きな芝居に行くのだが、旦那はそれをうすうすと察知していてかまを掛けるとまんまと引っかかってしまう。懲らしめるために丁稚は蔵に閉じ込められるが、すき腹を満たすために芝居を演じ始め、刀を振り回す。それを見た女将さんは切腹…

共感能力

茂木健一郎の全国小学校道徳研究大会の講演で出てきた用語。脳にはミラーニューロンという組織があってそれは自分と比較する為に働くのだそうだ。それは運動するとき、体験するときに働くものであって、抽象的なことを考えていて備わるものではない。だから…

宿屋仇

男三人が宿に泊まって芸者を呼んで騒いでいる。と、隣の部屋に泊まっている侍が、騒がしくて寝られないというので、宿の人に止めるように言って貰う。男三人は残念に思いながらも相手が侍だと聞くと下手に逆らう訳には行かない。 芸者遊びは止めたのはいいの…

落語の歴史

落語とはいつからどのように生まれたのか、その起源を知りたくて手にした本だ。そもそもは、その場限りの話や笑い話だったのが、語り伝えられたり書き物にされたりして形を整えていく、さらにサゲという結末がついてきたのが戦国時代末だという。 戦国大名は…

意思決定の理論と技法

意思決定のマインドとそのフレームワークを解説した書。基本的には企業などといったグループを想定しているが、個人あるいは家庭にも応用が利く内容だ。意思決定するという事は「後戻りしない覚悟を決めて、その結果に対して責任を持つ勇気を持つ」という、…

丹沢はもう秋

一泊で丹沢のコテージに宿泊。夜、朝と空気はひんやりとして一足早い秋を感じることができました。 この実は何だろうか? 山桜? ウェルキャンプの朝食のパン

始末の極意

節約が得意だという名人のところに男が訪ねて色々と節約の仕方を教わる。 最後にその極意を教えてやると言われて、松の木にぶら下がらされ、片方の手を離し、更に残ったほう方の手の指を一本一本離し、最後に人差し指と親指だけになったとき、「これを離さん…

初めての東京大学

東京大学でとあるセミナーが開催されたので聞きに行くことにした。東京大学に行くのは初めて。茂木健一郎の講演を聞きながら本郷三丁目の駅から歩く。話の中に養老孟司の事が登場する。今日は東京大学づいている。どこかで聞いたことのある赤門。本当に赤い…