金沢街道で紅葉散策

鎌倉の紅葉を見に行くことにする。鎌倉市観光課が勧めているコースは源氏山方面と金沢街道があるのだが、先日雨が降ったので化粧坂あたりは道が悪いだろうと考え、金沢街道方面に出かけることとした。

バスでハイランド入口まで乗っていく。そこから滅多に行くことが無いだろうと思われる光触寺からスタートすることにしたのだがどうも見た感じが暗く誰も人影も無いのでそこそこにして、五大堂明王院に向かう。ここも人影が無く紅葉と呼べるようなものもなく境内は写真撮影禁止という制限まであって、ここで時間を使うこともない。浄妙寺に向かって進む。
浄妙寺はそれまでうってかわって観光ツアー客が多く集まっている。小休憩と喉を潤すのをかねて茶室に入る。

茶と菓子を運んで来た係りの人がふかぶかと体が畳につかんばかりにお辞儀をして、竹から水音が聞こえる仕掛けを説明してくれる。おもてなしを受けたという気になる。菓子は落雁のようで品のいい甘さだ。今日は猫の桃太郎はいなかったが別の飼い猫が歩いている。杉本寺へ。

以前は前を通り過ぎたのだが入って行くことにする。長い階段がありそうなので少し気後れしながらも階段を上ってゆく。途中から苔むした階段に替わりここは通行禁止になっているのだが、歴史を感じさせる。

本堂は少し狭く、線香の匂いと薄暗さ、それと十一面観音などの像が、敬謙な気にさせてくれる。穴場と言っては失礼なのだろうが、観光地というより本来の寺という趣ががありとても良かった。今度また人が少ない平日に訪れたいと思う。

少し遅めの昼食はお雑煮。