2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ヒトデはクモよりなぜ強い

副題:21世紀はリーダーなき組織が勝つ/オリ・ブラフマン、ロッド・ベックストローム/日経BP社訳者あとがきより。 ここ数年の日本の状況を考えてみると、年功序列や終身雇用をやめ、「成果主義」を打ち出す企業が増えている。強烈な個性と強引な手段で急成…

私塾のすすめ

齋藤学氏と梅田望夫氏の対談。自分が伸びる為、人を伸ばす為、このインターネット時代で両氏が考えたこと。将来像をどう描くか、両氏ともロールモデルで捕らえている。

アイデアのつくり方

アマゾンの読者コメントが随分多いので何となく興味を引かれて手にした。アイデアのつくり方/ジェームス・W・ヤング/阪急コミュニケーションズ入手したときは、薄くて数十ページしかない、文字も大きい、ということにどことなく拍子抜け。が、読んでみる…

黄金餅

参考:古今亭志ん朝 落語名人会西念という貧しい僧がいて病気でしばらく寝込んでいた。或る日近くに住んでいる金兵衛が心配で見舞いに行くと、あんころ餅を食べたいの言うので買ってやると一人で食べるという。一人になった西念、あんこを取り出した餅にお金…

日本語が亡びるとき

若い頃に長く米国で過ごしてきた著者が、英語が"普遍語"として全世界のいわば共通語として受け入れられている状況を観察すると共に、日本語への危機感を語ったもの。日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で/水村美苗/筑摩書房インターネットがビジネスにも日…

経済は感情で動く

タイトルに引かれて何気なく手にしたのだが思わぬ知的な広いものをした気になる。経済と言っているが、単に経済という分野に縛られている訳でなく、人が意思決定をする時の基本的な様式に触れている。経済は感情で動く−はじめての行動経済学/マッテオ・モッ…

利他性の経済学

何かの講演会で本のタイトルを知ったのがきっかけで興味を持ってしばらく前に購入したもの。購入したのはいいのだが、そもそも経済学という分野を勉強したことも無いので、本書を読んで消化できるかどうかが気になって、そのままにしたいた。利他性の経済学―…

業績評価マネジメント

業績評価マネジメント/アーサーアンダーセン/生産性出版業績評価の管理方法の解説本。内容は幾つかの手法を網羅的に解説してあり、教科書的なのはいいのだが、もっと実践的な内容を期待していたので物足りなかった。王道は無い、ということかも知れないが…

鰍沢

参考:三遊亭圓生 六代目身延山参りを終えて帰路についた旅人、鰍沢の船着き場に向かっている途中雪道に迷い、一軒の民家に泊めて貰うことになる。民家にはまだ若い女がいて、その女は昔江戸で花魁をやっていたのだが、心中にしくじってその後ここに移り住ん…

雑草のはなし

我が家の小さい庭にはいつも雑草が生えてくる。花が咲いて種を作ると更に増えるだろうし、見た目も良くないから、そうなる前に抜き捨てるということを繰り返している。どうして無いならないのだろうか、どこかからか風に乗って種が飛んでくるのか、それにし…

梅と東慶寺と道元禅師

梅の花がそろそろ見頃を迎えているらしいというので、どうせなら終わり際ではなくて、ピーク前くらいに見たいものだというので出かける事にした。この時期、梅が見られる鎌倉の寺は多いが、まだ行ったことの無い東慶寺に決めた。北鎌倉駅を降りて、まず羊羹…

最後通牒ゲーム

茂木健一郎の講演に最後通牒ゲームという話が出てくる。 AさんとBさんが何か(例えばお金)を貰う事になる。AがBに分け前を提案し、もしBが拒絶すると二人とも受け取れなくなる、というシステムだとする。どんなにひどい提案額でも無いよりはいいので受け入れ…

40歳から伸びる人、40歳で止まる人

40歳ともなると立派な中年で、仕事をしていれば仕事人生も半分を経過したことにもなる。本書が"伸びる"といういうのはこれまでの半分の延長ではなく、質的に大人である為に、また今後定年までをどう再定義するか、と捕らえたもの。 短い話で構成されていて、…

二番煎じ

参考:古今亭志ん朝 落語名人会町内で火事の見張りをする男衆。寒い中を我慢しながらも何とか一回りする。別のメンバーと交代すると、寒くて仕方が無いという訳で、その番小屋でこっそり持ち込んできた酒を飲み、しし鍋も作って食べ始める。 酒も回ってきた…