梅と東慶寺と道元禅師

梅の花がそろそろ見頃を迎えているらしいというので、どうせなら終わり際ではなくて、ピーク前くらいに見たいものだというので出かける事にした。この時期、梅が見られる鎌倉の寺は多いが、まだ行ったことの無い東慶寺に決めた。

北鎌倉駅を降りて、まず羊羹屋に寄り道をする。店は親父さんと息子が羊羹つくりをやっているそうだ。

さて東慶寺。ここは臨済宗で、駆込寺あるいは縁切寺と呼ばれたかつての尼寺だ。境内には道の両脇に梅が植えられていて、丁寧に手入れされている。他にも蝋梅や水仙、桜(十月桜という繊細なもの)の花を楽しめる。

水月観音があるのだが、これは要予約なのだそうだ。今度予約して訪れたい。


今日は出かけるのが遅くなったのでもう十二時を回り、昼ごはんをしっかり食べたいというほどでもないのだが、少しお腹が空いたので軽い昼食をとることにする。で、今日もゼンザイにした。


徒歩で鎌倉駅方面に向かう途中、曹洞宗の高祖である道元禅師が鎌倉に来た事を称えた石碑があったので驚いた。昔からあったのだろうから驚くというのも変な言い方だが。先日道元禅師を描いた映画「ZEN」を見たばかりなので、ああなるほどあのシーンは本当に鎌倉であった話だったのだな、と思い起こさせてくれた。