2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

舟弁慶

参照:桂枝雀喜六が清八に船遊びに誘われる。喜六はいつも旦那衆のおごりで遊んでるもんだから「弁慶はん」というあだ名が着いていて、割り勘で行って弁慶はんと言われるのは割が合わないとゴネるが、清八が、もし弁慶と呼ばれたら自分がお金を出してやろう…

夏の東慶寺と海蔵寺

夏の暑い時分に鎌倉を歩くのは結構きついのだが、今日は曇り気味の天気だということなので、早めに出かければよかろうと、午前中に切り上げるペースで出発。 北鎌倉駅を下車して東慶寺に向かう。まだ九時という事もあるだろうが、暑いからだろう、人はまばら…

皿屋敷

参照:桂枝雀話の大筋は前半と後半に分かれていて、前半はお菊の幽霊が出てくるようになった経緯の話で、後半はそのお菊の幽霊とのやりとりをコミカルに描く。代官の青山鉄三は腰元のお菊に惚れているのだが、お菊は三平に操を立てて、鉄三の言うとおりには…

オンブバッタ

しばらく前から鉢植えのミントにオンブバッタが2匹住み着いている。大きいのと小さいのがいるので、恐らくメスとオスではないかと思っている。 ミントの葉が小さな虫食い状態になっているので、毛虫でもついてるんだろうかと思っていた。初めの頃は気に掛け…

唐茄子屋政談

参照:古今亭志ん朝 ある若旦那、女遊びの度が過ぎて、家を追い出されてしまう。行くあてもなく、食べる事もままならず、ついに橋から身投げしようとした時に叔父に助けられる。叔父は、改心する気があるならと、燃えるように暑い最中、唐茄子(かぼちゃ)を売…

千両みかん

参照:桂枝雀、古今亭志ん生呉服屋の若旦那の元気が無くなり衰弱していく。父親に頼まれて番頭がその理由を訪ねると、みかんを食べたくて仕方が無いというのだ。人がいい番頭は、それなら自分がみかんを持ってきてやると安請け合いするのだが、季節は真夏、…

ノルウェイの森

新刊の発行やイスラエルでの受賞と講演などで話題になっている村上春樹だが、これまで読んだことが無いので何か読んでみようと本書を選ぶ。読みやすい作品で一気に読み進んだ。ついのめり込んでしまう。登場人物が絞り込まれているので展開が飲み込みやすい…

サッポロ

夏の医者

参照:桂枝雀夏の暑い盛りに畑仕事をしていて親父さんが日射病か何かでぶっ倒れてしまう。医者を呼ぶことになるが、無医村なものだから、ある男が山を越えて隣村まで医者を呼びにいく。どうやら昨日の残りのちしゃを食べたのが原因ではないか、夏のちしゃは…