業績評価マネジメント

業績評価マネジメント/アーサーアンダーセン/生産性出版

業績評価の管理方法の解説本。内容は幾つかの手法を網羅的に解説してあり、教科書的なのはいいのだが、もっと実践的な内容を期待していたので物足りなかった。王道は無い、ということかも知れないが。

やっぱりそうか、と感じたところ。

個々の企業の業績評価基準が設定されたら、それを企業内に展開する。そのアプローチには、プロセスアプローチとファンクショナルアプローチに大別される。・・・組織横断的な業務プロセスに着目したプロセスアプローチによる業績評価基準の設定が望ましいが、反面、この方法では業績評価基準があいまいになるという欠点がある。そのため、プロセスアプローチが優れていることが明らかであっても、実際にはファンクショナルアプローチによって業績評価基準を設定することが多いようである。

業績評価を細分化することは避けられない、そうしないと何が問題なのかが見えないからなのだが、細分化するときのやり方で難しいのがまさにこれだ。