天神山

お墓に酒を飲みに出かける奇妙な男の話から始まる。この男、しゃれこうべを見つけてそれを持ち帰るのだが、それが女のものだったことからその女の幽霊が現れる。男は怖がるどころか嫁に貰ってしまった。
その話を近所に住むやはり独身の男が聞かされる。同じ事を目論んでうろうろと出歩く。そうすると狐を捕まえてそれを売ろうとする男に出くわし、その狐を可哀想に思った男はその狐を買い取って逃がしてやる。
狐は男に恩を感じてか、娘に化けて男のところに嫁にいく。子供も作るのだがいつまでも化かし続ける訳には行かない。正体がわかってしまった所で出て行ってしまう。

この話にも最後に笑わせるオチが無い。佐々木裁きもそうだったのだが、笑わせたりするようなオチが無い落語もあるようだ。