宿替え

引越しする話です。引っ越した先はどうも長屋のようです。箒を掛ける為に釘を打ち付けたところそれが隣にまで出てしまったらしい。謝りに行ったところ、「誰かちゃんと釘を打てる人はいないのか?」と怒られてしまう。自分の親ならできるだろうが、その親は寝たきりで、連れて来るのを忘れたと。「親を忘れるやつがどこにいるんだ?」を言われ、酒を飲んだら我さえ忘れる、というオチ。

釘が隣に出ているのを見て、今度から隣に箒を掛けに来なければいけない、ととぼけるシーンもあるのだが、それでオチにする噺もあるみたいだ。そっちの方が面白いかな。