こぶ弁慶

壁土を食べるのが好きというちょっと考えられないような男の話。食べた壁土が弁慶に曰くのあるものだったという事で、弁慶のこぶができてしまう。取ってもらおうとするのだが、これがなかなか取れない。
ある日、大名行列に出くわす。こぶの弁慶は気位が高いものだから頭を下げようとしない。気に入らない大名は手打ちにしようとするのだが、たまったものではないのは当の本人。これは弁慶の仕業だという。
弁慶という事なら、義経にしなければいけない、という落ち。

よしつねにする、というのは、それで良しとする、という意味との掛詞だろうか。