親子茶屋

女遊びな息子を持つ旦那がいい加減にしろといさめる。改める素振りなぞ一向に無い息子を尻目にして、旦那は坊さんの説教を聴きに行くといって店を出る。というのは実は真っ赤な嘘で、旦那は部類の女好きで茶屋に行ってそのまま遊びに興じる。
一方で息子の方もじっとしている事はできないで街に出かけると、楽しく遊んでいる声につられて父親のいる茶屋に立ち寄り、そうとは知らずにその遊びに加えて欲しいと頼み込む。
お互い目隠しをして遊んでその目隠しをとってからビックリ。父親は息子に、「博打だけはならんぞ」

落語には女遊びというのがよく登場する。その大半が極めてあけっぴろげで、なんら隠すこともないただの”遊び”としてシレッと描かれている。当時はそんなものだったのだろうか。