あくびの稽古

学び事が好きな男、色々やってみるのだがなかなか板につかない。それであくび指南というのに、友人を連れて入ってみることにする。
師範はもっともらしい講釈をし、男はそれをもっともらしいと真に受ける。が、付き添いの友人はばかばかしくなって、ついあくびが出てしまう。
指南は、「連れの方は筋が良い」。

物事、上手いものと下手なものがハッきりするものもあるが、あくびにそんなものがあるとはとても思えない。そんな話が進んでいっても、時間がゆっくり経つようだ。