小学校の卒業式があった。卒業証書の授与に趣向があって、証書を受け取る前に一人ずつが「夢」を語っている。スポーツ選手になりたい、店を持ちたい、と皆の前で宣言する。声に出すことはプラスに働くだろう。エンジニアになりたいって言う人はいないなぁ、子供にはなじみが無い職業なんだなぁ、とボンヤリ思っていたら、「私の夢は人の役に立つ人になる事です」という子がいてハッとした。そう、夢の話を聞いていたのが、つい将来の職業の話を聞いている積もりになっていた。職業以外のことを口にする子は数人しかいなかったが、「僕の夢はまっすぐな心を持つ人になることです」という子もいた。きっとすばらしい育てられ方をしてるんだろう。

ともあれ、皆の夢にエールを送りたい。