茂木健一郎「脳をいかして生きる」

朝日カルチャーセンターでの講演。100人くらいはいただろうか、狭い教室が満席になっていた。


今日の講演の流れ。

  • 楽観回路。福澤諭吉は14歳まで字が書けなかったがそこから猛勉強した。蘭学を学んだが横浜では英語が主流な外国語だったので英語を勉強した。自分が置かれた状況を「まあいいか」と受け入れることで成長できる。根拠無い自信。
  • 化粧する脳。鏡の中の自分を認識できる動物は人間以外は極わずか。女性は化粧した後の自分を客観的に見ている。化粧する事で行動をかえることができる。女性にとっての安全基地。
  • 無意識はドロドロしている。何を言ったらいいか考える。無記。
  • 美しく生きる。鏡に自分を写して見る。
  • プリンシプルを持って生きる。白洲次郎千利休。妥協しない。自分の為より他人の為に働くことでエネルギーが出る。


脳科学とは、未来に向けてどう向き合えばいいかという研究、だそうで、そう考えると啓蒙書みたいな感覚で身近な存在になる。茂木氏は沢山の人のインタビューしていて、机上での理論ばかりで脳科学を捕らえている訳では無いという事か。これからの勉強の仕方はどうやって世の中と対話するかが鍵のような気もする。