坐禅1日体験
一度は坐禅をちゃんと学んでみたいと思ってたので、朝日カルチャースクールの講座に参加する。
建長寺に到着するとまだ9時半ということもあってか参道にはひとはまだまばら。今日は最高気温が9度という予想だし、参道両脇の桜の葉も殆どが散っていて、もう冬になったかなとという感じ。
参加した人は約20人、リタイアした年代の人が殆どようだ。
全員が本堂に座ると教学部長が色々とお話してくれる。座り方のHow toや、どんな気持ちで坐禅をするのということや、お経の唱和なんてのもある。
不安になるのは欲があるから。すべてを受けいれること。
自我とは自分の都合。どんなに自分の都合で生きているかを知ること。
努力してもかなわないことがあることを知ること。
悟るということは、他と比べないこと。
森羅万象と一体になること。
などなど、お話を聞きながら坐禅に入る。本堂の扉は空けてるので寒いのなんの。手がかじかんでしびれてくる。
なんとか2時間をこなすことができ、昼食を取ることになるが、昼食も修行の一部ということになっていて、気が抜けない。お経を唱和して建長汁(けんちん汁)などを頂くと、なんとか身体も温かくなってきてほっとする。
同じ頃に5日間ぶっとうしで修行している人達がいるそうだ。その人達は1日の大半を坐禅しているらしい。半日でも結構大変な思いをしたのだが、まったく修行するということは覚悟のいることだと実感した。