替り目

酔っ払いの男の話。道を歩いていると車屋が乗っていかないかと誘うのだが、実際その男の家はすぐ目の前。女房が車屋をとりなして帰ってもらう。
男は家でももっと飲みたいとねだるので仕方なく出すのだが、今度はつまみにおでんを買って来いと言い出す始末。うるさくてしょうがないので女房は買いに出かけるのだが、男は家の近くによってきたうどん屋を捕まえて、お酒の燗をつけさせてしまう。
家に帰ってきた女房は、それではうどん屋に申し訳無いとばかりに、うどんを頼んでやろうと呼ぶのだが、うどん屋は「ちょうどお銚子の替わり目だろうから」と。