西の魔女が死んだ(続き)

小説に続いて映画を見る機会があった。原作に非常に忠実にできた脚本になっている。
林の中の洋風の一戸建ての家、緑に覆いかぶされた細い道、丘に覆う野イチゴ畑など、目に入る光景は小説を読んだだけでは感じ取ることができないものがある。そこが映画監督のなせる業なのだろう。
昔、読んでから見るか、見てから読むか、というキャッチコピーがあったが、読んでから見る方が二度別の新しいものを発見することができるのだからそちらの方が自然だと個人的には思っている。

そうそう、少女が転校するかどうかを聞かれ翌日それに回答を出すのだが、この時点で魔女になったのかも知れない、という事を見落としていた。