茶漬閻魔

男が閻魔のところに現れ、極楽に行き、釈迦と出会って、はずみで地獄に落っこちてしまう。釈迦とキリストが助けようとするのだが二人とも失敗して落ちてしまい、赤鬼に助けられる。蜘蛛の糸につかまって上ろうとしても糸が切れて落っこちてしまう。
「いつまでたっても極楽に帰れない。神も仏も無いものか」

落語というのは元々話しだけがあって演目は無かったのだそうだ。しかしそれだと同じ落語会で別の話し手が同じ内容をしゃべってしまいかねない。それで何の話をしたのかを話し手同士でわかるように演目がついたのだそうだ。桂枝雀がマクラで解説している。
先日のNHK ザ・プロフェッショナルでは柳家小三治が出ていた。その中で柳家小三治は演目は直前まで決めていないと言っていた。それまでその場所でどんな演目がやられているのか、どんな客が来ているのか、その日の気候はどうか、などといったことを全て踏まえてから、何をやるのかを決めるのだそうだ。到底まねはできない。