八五郎坊主

突然坊主になると言い始めた八五郎、早速知人の紹介で寺に行き、その場で髪を剃って貰って坊主になってしまう。和尚は名前もつけてやろうというので「法春」とつけてくれる。八五郎はふざけてばかりで、「ハシカが軽ければホウシュン(疱瘡)も軽い」などと駄洒落をいっているばかり。
さて、外にでた八五郎が友人と会うと坊主頭なのに驚いてどんな名前になったのか?と聞かれる。和尚は物覚えの悪い八五郎の為に扇に名前を書いてくれていたので、それを見るのだがどう読んでいいか判らない。いろいろとからかわれた挙句に、ホウシュンじゃないのか?と聞かれて、「そうだ、私の名前はハシカだ」


落語の話とはなんら関係無いのだが、八五郎が和尚に髪を剃られるくだりを聞きながら、先日QBハウスに行ったことを思い出した。今まで何となく避けてきたのだが、意を決して(?)行ってみたのだ。正直言ってあまり上手いとは言えず、左右がちょっとバランスが崩れていたり、思っていた長さとは違っていたりしたのだが、それが千円で、10分でできてしまう、という事の価値を実感した。
近所の床屋さんが最近二千円でシャンプーは無しでカットだけするというサービスを始めたのだが、それをPRする広告に、「10分では専門家でもきちんとしたカットはできません」というような事が書かれていた。QBハウスに流れているお客を呼び戻そうとしているのだとは思うが、このコピーw作った人は何故お客がQBハウスに流れているのか判っているのだろうか。