恨み酒

ある男が酒を飲みに行くと、この店には10年くらい前に来たことがあるという。散々酒を飲んだ後、10年前に勘定を払えなかったものだからこの店の人にひどい目にあった、その時の者を出せといい始める。店の主人はビックリするが、いやもう昔の者はいないと取り繕う。
所が男は、「実はそれは嘘だ。だが、今日がそうなる日だ」。

本当にお金を持っていなかった訳だ。