不精の代参

無精者の男が知人の代わりにお参りに行ってくれないかと頼まれ、断るのが面倒くさいという理由で引き受ける。背中を押して貰った勢いで歩き出し、到着したら参拝者に代わりに拝んで貰い、また背中を押して貰って帰りの途に着く。
弁当を貰っていたのだがそれが邪魔になり、正面から歩いてくる男にそれをやろうとするといらないと言う。「口を空けてるのは腹が空いているからじゃないのか?」「笠の紐がほどけたのを顎でとめてるのだ」


この落ちに出てくる笠、聞いた時には"傘"だとばっかり思っていたものだから、どんな状況なのかが判らなかったのだが、またしてもインターネットに頼ってしまった。きっちりアップロードして下さってる方に感謝だ。