春はもうそこまで

鎌倉駅の南東方面にはあまり行ったことがないので今日はそちらに行って見る。この方面は松葉ヶ谷と呼ばれ、日蓮上人が長期に滞在し草庵を結んだと言われる。Wikipediaが簡明に解説している。

松葉ヶ谷(まつばがやつ)は、神奈川県鎌倉市大町の名越(なごえ)に含まれる一地域名。建長5年(1253年)に日蓮が、安房国清澄寺から鎌倉に入り、松葉ヶ谷草庵(後に法華堂と号する)を構えた場所。その後、文永8年(1271年)(龍ノ口法難)までの約18年間日蓮の布教活動のための起居の場所となる。また、文応元年(1260年)に「立正安国論」を著した場所。「草庵跡」は、この地域内にある妙法寺安国論寺長勝寺の三寺のいずれかとされるが、正式な跡地は確認されていない。一度草庵は焼き討ちにあっており(松葉ヶ谷法難)、再度の建て直しや、流罪の前後で何箇所かにわたって移転があったとも考えられている。

本覚寺安国論寺を回って妙法寺に行く。人陰が無く静かな境内。そう言えば歩いてる途中もあまり人が多くなかった事に気がついた。この方面はあまり観光客には注目されていないみたいだ。

妙法寺の境内には梅、桃、沈丁花山茶花、黄色水仙、白木蓮、三椏、諸喝采など数多い花が見られる。自然な植え込みなのが良い。メジロ梅の花をつつき、ウグイスの鳴き声が聞こえる。どこか山里にやって来たような錯覚に浸れる。今日は少し気温も高く、日差しを浴びていると少し暑くなるくらいだ。