茂木健一郎 とやま夏季大学

mp3で公開されている講演を聞く。講義と質疑応答を合わせて3時間を越える。

最初の講義は「いかにして変わる事ができるか」という事がテーマ。
それには「偶有性」が深く関わっていて、判っていることと判ってないことは半分ずつあるということで、その判ってないことにめぐり合う事が自分を変化させるキッカケを与えてくれる。また、めぐり合った時に「感動する」事ができるかどうか。ただ受け流してしまってはいけない。
「自己批評」できるかどうかも大きく関わっている。夏目漱石はその作品の中の坊ちゃんで自分を赤シャツとして描いた。自分の弱いところや欠点を知って、それを口に出来るというのは勇気も必要だろう。

次の講義のテーマは「自分自身を見つける」。
脳には「多様性」があって自分自身でも判らない存在。「他人を鏡に映して」自分を見る事で判ることが出来る。色んな人と接することを惜しんではいけない。
発見は「セレンディピティ」でもある。セレンディピティに出会う為には、まず行動する事であり、出会った相手の存在自体に気がつく事。


話がどんどん飛んでいくので後で整理しようとすると結構つらかったりする。それが勉強になるような気がする。