1Q84

前半(Book 1)を読んだところまでではミステリー小説のような感覚でどんどん読み進んだが、後半(Book 2)に入ってからはなかなか難解。リトルピープルは何を象徴しているのか、教団のリーダーの行為は善なのか悪なのか、空気さなぎは何なのか、天吾と青豆が引き付けあっているのは何故なのか。

科学を前提にして読もうとする決して理解できないだろうと思うのだが、それを意識しまいと思ってもそれでもスムーズに飲み込むことができないかった。なんだか、スタニスワフ・レムの「ソラリスの陽のもとに」を想起させられた。