明烏

堅物な若者がいて全く女気が無い。その両親が心配して、遊び好きな男二人に遊びに連れて行ってくれとお願いする。男達は吉原に連れて行く事にするのだが、そう言うとついてこないだろうからという訳でお稲荷さんに行くと騙して連れて行く。

さすがに連れて行かれた先はお稲荷ではない、吉原だろうと気がつくのだが、男達は、もう大門にいる番人が返さないといって引き止められる。
不本意ながら一泊することになったのだが、結局は一晩いい思いをする。
翌朝男達はもう帰ろうというのだが、若者は大門の番人につかまってしまうよ、と。